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【環境に対して・・「順応」or「抵抗」】

 

地球環境を長い・・地球時間から眺めてみると「自然環境」は常に変化し続けていることになります。季節の移ろいと同じように「地球環境」にも≪季節≫があって、波のようなリズムを持っているのです。このリズムにもさらに「大きなリズム」と「小さなリズム」が同時に存在していて、「大きなリズムの中に小さなリズムが存在している」といった流れを有しているのです。

 

現在は上記図でいえば、最も右の地点となります。「人時間」で現状の自然環境を考えると、≪温暖化傾向≫が急激に進行しているのは間違いのない事実でしょう。

ただ、図を見ていただければわかると思いますが、「地球時間」で現状を考えると、『大きなリズム』としては次の氷河期に向けて「下降線」をたどっていると考えられます。その中で『小さなリズム』を見てみると、小山を創り出すような形での「上昇線」を描いている状況となるわけです。

いかがでしょうか。前回私が、書いた「氷河期へ向けて進行していくのではないか」という「考え」は、この地球時間での大きな流れからみると、単純にそのように理解できるというという「感想」というか・・認識を表現したものです。(*^^)

また、現在の「温暖化」が進行すると「人時間の中」でも≪寒冷化傾向≫となってくるのではないか・・ということは「自然エネルギーの仕組み」から自分なりに、感じたことを書いたものではありますが、この「小さなリズム」からも、いずれは「山の頂点」に達して、下降線をたどることになる・・すなわち≪寒冷化傾向≫となっていくのではないかということが想定されます。

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ここで私が大切にしたいのは、「どちらが正しくて、どちらが間違っている」というようなことを決定する・確定するといったことではありません。「自然環境」を考えるのであれば、当然「地球時間」の視点から眺めることを忘れてはいけないということを理解した上で、≪両方の事実を知っておく・認識しておく≫ということがとても大切なんだと思っています。

このことを理解していると・・現在の地球温暖化は、なにか「地球崩壊」を招く・・(^^ゞかのような「表現」を耳にしたり・見たりすることがありますが、それは実状とは異なったものであることが、地球時間の流れの中からわかるのではないでしょうか。

 

それでは「何が問題」なのかというと・・「人」「人類」が生存していけるのか、生存しにくい環境となるのかということがポイントなのだと考えられます。「地球時間での大きな環境変化の流れ」の中で過去に幾度も、≪生命体≫の絶滅と誕生・繁栄が繰り返し行われています。≪恐竜≫の繁栄と絶滅などは、最たる例ですよね。

地球・自然環境の変化に適応できたものが、「繁栄」して・・適応できなかったものが、「衰退」していっています。ここで重要な要素となっているのが・・。

≪進化≫

という要素です。

自然界に存在している様々な「生命体」は常に、「進化」をしてきている存在が多数を占めています。中には「シーラカンス」のように、絶滅の危機を乗り越えて長い年月ほとんど進化もみせないまま、生存しているものもいます。ただこれらは「環境変化のほとんどない」深海などの安定的環境を生存の場としたことが大きいのかもしれません。

さて、我々「人」はどうでしょう・・・。

どのような「進化」をみせているのでしょうか。最も著しい変化は「脳の進化」でしょう。知能を発達させることで、様々な環境で生存圏を広げてきたと考えられます。

ここにきて私が感じている「人類」の課題・問題というのは・・この人類の「進化」をどのような方向に向けていくのか・・もしくは、「人類の進化(脳の進化)をどのような方向に活用していくのか」ということです。

どうも近年の状況を見ると、「自然環境」「環境変化」に≪抵抗・対抗≫するような方向で、「脳の進化」を活用しているように思えてなりません。もちろん「文明」そのものは否定されるべきものではありません。ただ本当の意味での「進化」というものは、あくまでも「地球環境」「自然環境」が移りゆく姿に、どのように「適合していくのか」「順応していくのか」ということなんだと思うのです。

少し前の北京オリンピックでは、開会式・閉会式で「雨」が降らないようにと「科学的反応物質」を大気中に散布することによって事前に雨雲などを消滅させる・・といったことが行われたとのことですが・・これなどは≪人≫として「脳の進化(知識)」を間違った形で行使している最たる例だと思います。

「自然環境」に≪対抗しよう≫という行為こそ、「人類」が存続できなくなることに繋がっていく一番の要素であることをもっと自覚する必要があるのではないでしょうかね。本来であれば、「雨」が降るのであれば、その「雨」という自然環境をいかにして、「楽しめる」ように・・という方向で「知恵」を働かせるべきだと思うのですが・・。

多くの生命体は自分自身の「体」や「機能」を変化・進化させることで、自然環境の変化に「順応」しようとしています。

「人」という生命体は・・ここまでの経緯を見ていると、「身体的」「機能的」な進化というと「脳」を除くとあまり進化していないように思えます。(*どちらかというと、退化傾向とも考えられそうです)ということは、他の生物たちのように「体の進化」をもちいて自然環境の変化に順応することは難しいのだとすれば、それこそゆういつの進化の結果である「脳の進化」を自然環境変化に対して、≪順応≫させていくことが必要不可欠なのではないかと思うのですが・・・

「CO2」を力で削減させよう・・などという方向(地中への埋設など)で「脳」を活用しているような世界を見る限り、まだまだ広がりそうもない「思い」かもしれませんね。

 

 

サイト管理人 テラ