日本において主力発電システムとなっている”火力発電”。

「火力発電」は現在、日本の電力の約75%以上を担っている主力発電方式となっています。 基本的な”発電の仕組み”としては昔も今も大きな変化はありません。 そんな中でも「発電システム」の機能としては大きな技術向上がはかられてきました。 特に「環境問題」「大気汚染」などに直結する要素と考えられていたこともあり、「大気汚染物質 (硫黄酸化物など)」「二酸化炭素濃度」の低減などが技術ポイントとして能力UPが 開発・推進されています。

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基本的に「火力発電所」という形で発電が行われているものは、化石燃料(主に石炭、天然ガス)を 活用することによって発電がなされています。そのような発電施設においては、あまり問題とは ならなかった要素ではあっても、例えば「ゴミ焼却施設など」の中に併設されるような 形で火力発電が行われているケースでは「大気汚染物質を除去する技術」が重要要素となっており、 ”火力発電効率”と共に研究開発ポイントとして推進されてきました。


”火力発電の仕組み”に関する情報!!

”火力発電”の構造イメージに関して。

基本的な発電の仕組みとしては、火力によって生み出した「水蒸気」の力で「発電機のタービンを回す」 ことにより発電をする「機械的な発電方式」となっています。

◇イメージ図(汽力発電の場合)

火力発電

燃料を燃やして水蒸気を発生させ、その蒸気の力で蒸気タービンを回転させて電力を発生させます。 蒸気タービンを回転させた後の蒸気は、復水器で冷やして水に戻し、またボイラー内に送られて蒸気へ と変わります。復水器の冷却用水として大量の水が必要となるのですが、多くの場合「海水」を利用して 冷却用水としています。

「火力発電」の技術・機能的ポイント(メリットなど)

火力発電は、燃料を燃やす火力を調整することで発電量を調整することができます。 他の発電方式と比較したときに火力発電の最大メリットとなるのではないでしょうか。

そんな利点を生かすために、現在「火力発電」は季節や時間帯によって変動する電力消費 に対応した発電をする役割として活用されています。

また技術的な課題としてはやはり「大気汚染物質など(窒素酸化物・硫黄酸化物・二酸化炭素)」を いかに減少させられるかということになります。基本的には【高温】で燃焼することにより、窒素酸化物 などの大気汚染物質が減少するため、高温炉(1500度)への転換が推進されています。

二酸化炭素の低減に関しては「新燃料の開発」や「発電循環システムの効率化(燃焼効率)」を もって機能・技術向上へとつなげていけるように日々開発研究が推進されているようです。

火力発電システムの種類

「火力発電」には燃料の違いや高効率化を目指した発電循環システムなどの違いによって いくつかの種類に分けることができます。代表的な種類は以下のように分類できます。

●汽力発電システム

燃料を燃やして作った高温・高圧の蒸気でタービンを回して発電する方式。(使用燃料  石油・石炭・オリマルジョン)

●ガスタービン発電システム

燃料を燃やした、「燃焼ガス」によってタービンを回して発電する方式。高出力の発電が可能。(使用燃料  灯油・軽油・LNGなど)

●LNGコンバインドサイクル発電システム

ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電方式。 熱効率が高く,短時間で運転・停止できるのが特長。電力需要に応じて活用。(使用燃料  LNG)

●内燃力発電システム

ガソリンやディーゼルエンジンなどの内燃機関による発電。 小規模発電として局地的に利用。(使用燃料  ガソリン・軽油など)

今後の主力となる火力発電システム「超臨界圧方式」

火力発電を知る上で、現在一般的にあまり知られていない(情報伝達されていない) ように感じているのが、今後未来へ向けて、世界的に火力発電資源として期待され ているのが「石炭」だということです。

地球に存在する火力発電資源として、「LNGや石油」と比較して「石炭」の 埋蔵量は飛びぬけて多いのです。同時に、算出地域にあまり偏りがなく、世界中 に埋蔵されている安定的な資源と考えられているのです。 何故、日本において「石炭資源」があまり語られていないのか・・その一因としては、 「CO2の排出量」の課題があるからなのかもしれません。 ただ、現在世界的には”地球温暖化”の原因が”CO2”であるという考え方自体が 否定されてきていることもあり、世界の基幹電力資源のひとつとなるものと考えられているのです。

同時に、そんな”CO2の排出量”の課題に関しても技術的な開発が進んでおり、それが 「超臨界圧石炭火力発電所」と呼ばれるものです。 ”超臨界圧方式”と呼ばれる技術を用いて、発電効率が高くかつ”CO2の排出量” も大幅に抑制できる発電方式なのです。簡単に言えば、「高温高圧環境で発電するシステム」です。 すでに実用化されている技術であり、 従来型火力発電システムと比較すると約40%以上の高効率発電が実現されているのです。

”超臨界圧石炭火力発電”に関する仕組み及び最新情報を知りたい方は下記本がとても参考と なりますので、ご参照してみていただければと思います。

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”火力発電”のデメリットとされている「CO2」の真偽!!

火力発電

日本において、”火力発電のデメリット”として頻繁に語られるのが 「CO2を排出する」という要素です。確かに、”石炭などの燃焼”によって ”CO2”が排出されますが・・そもそも、”CO2が排出されるのが悪いこと” なのかどうかという地点から、大きな誤り(嘘)が存在しているのです。

詳細を語りだすと、長くなるので結論と要点だけを記しておきますが、 結論としては、「CO2による、地球温暖化などは起きていない」ということ。 世界的に見れば、この考え方が多数を占めており、何故か日本だけが・・ まだ”CO2によって地球温暖化が起きている”と信じている人が多いという (嘘を信じ込まされている)不思議な状況となっています。

そもそも”地球温暖化”自体が嘘にまみれたもの。例えば 「アルプスの氷河が地球温暖化によって、融けているなどと言われましたが、その実体は 太陽の活動の周期通りに融けただけのこと。」 「世界の平均気温が上昇していると言われていたのも、太陽活動の周期と 都市化による影響によるもの」 「温暖化によって南極の氷が融けているといわれましたが、現実はここ数十年で 南極の氷は、かなり増加しています」 「ツバルという南洋の島が海水面上昇で沈んでしまうなどとも言われましたが、現実は、 海水面は低下傾向を示しています」 など、具体例をあげれば切がないほどです。

”CO2”による地球温暖化などは無く、”CO2の排出”自体も自然環境に悪影響 を及ぼす要素では無い。(それどころか自然環境によって良い影響となる要素も 存在)

というのが現実ですので、「CO2の排出」という要素は”火力発電のデメリット” などでは無いのです。今後も積極的に活用推進していくべき発電方式と言えるものと 思っています。

さなみに、”地球温暖化は嘘である””CO2による温暖化は無い”といったことに 関して、もっと詳細を知りたいなど興味のある方は下記本が最も参考となるかと 思いますので、ご参照してみていただければと思います。

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