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◆「体感感知範囲」〜個人差

「体感」は人が持っている普通の感覚です。ほかの五感もそうですが・・その「感覚」が届く範囲・影響を持てる範囲というものには限りがあります。

「視覚」であれば、視力0.1の人と視力5.0の人とでもその感覚の範囲は大きく異なるわけです。

これと同様に「体感」も感覚ですから、個人差が大きく存在しています。

おそらくは、ほとんどの方は子供のころは良く活用していたのでしょうが・・成長とともに、活用することを忘れ・・感覚を鍛えることのないまま月日を重ねているといったケースが多いのだと思います。

ゆえに、「体感感覚」を持っていないという大人も少ないとは思うのですが、その性能というか感度は限りなく低くなっているというケースが大半なのではないでしょうか。

普段「感覚」を意識することは少ない人にとっては、「体感感覚」そのものの存在に否定的な方もいるかもしれませんが、あくまでも多くの方が持っている感覚であって、その感覚の影響範囲には「個人差」があると理解していただければと思います。

 


◆「体感感覚」の感知の強弱

体感感覚は「感覚」の1つですから、その感覚範囲に関して、当然の原則があります。

「視覚」に例えてみても、視力0.1の人でも視力5.0の人でも共通して、「近くのほうが遠くよりも良く感知(認識)できる」ということ。

(*遠視というものがありますが、これはあくまでも感覚機能がうまく働かないということであって、視力1.0の人が視力5.0の範囲まで見えるというわけではありません)

「聴力」においても同様に、近距離の音源のほうが、遠距離の音源よりも明確に感知できるのです。

同様に「体感感覚」においても、近距離圏での地震前兆のほうが、遠距離圏での地震前兆よりも明瞭に感知できるのです。

簡単にいうと、感知には強弱がかならず存在しているということ。近距離圏での「感覚」のほうが強く・明瞭で遠距離圏での感覚は弱く・不明瞭ということが原則です。

 

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この原則から、感知する人と地震前兆が発生した位置(震源)との距離及び地震のエネルギーの大きさ(規模)との間には相関性があることがわかります。

極近距離であれば、小規模の地震前兆(M3程度)であっても体感感知することは可能ですが、遠距離であれば大規模の地震前兆でないと体感感知できないということです。

私は「関東(神奈川)」に住んでいますので、基本的には「関東周辺」での地震前兆は小規模地震でも感知可能な範囲であり、遠距離圏(中国・サハリンなど)においてはよほどの大規模地震(M8以上が目安)でない限り、感覚による感知はできないものと考えています。

 

*体感感覚で「ヨーロッパやアメリカなどの外国」での地震前兆を体感感知できるということは、基本的にありえないものと考えます。

*外国の地震前兆を「体感感覚」にて感知することはできないというのが原則と考えます。(外国の地震を見極めることができる・・という方は「体感感覚」によるものではありません。【予知能力】など別の要素によるものと考えます。)

 

 


◆具体的な「体感感知」の範囲

体感感知できる範囲

 

さらに具体的な「体感感覚」で感知できる範囲について説明いたします。

具体的な感覚範囲を考える上ではもう1つ大切な要素があります。それが「障害の有無」。

他の感覚でも同様なのですが、感覚感知者と対象との間に何か障害物となる存在があった場合には、その対象は感知できなくなります。

例えば「視覚」においては、対象物との間に「不透明な壁」があったとします。たとえ、その対象物までの距離がかなり近いものであったとしても、「壁(障害物)」があるゆえに、その対象を感知することはできません。

 

「体感感覚」においても同様のことがいえるのです。あくまでも私が感じ・考えたことではありますが、「感覚」に対する障害(壁)が多数存在しています。

関東周辺においては上図をご覧ください。

図の点線が「感覚の障害となるライン」と考えています。その障害線にて区切られたエリアにそれぞれ記号を振り分けています。(A〜Eのエリア)

私が住んでいる地域は「Aのエリア」となります。ゆえに日々地震予測をする上の表記として「近距離エリア」とした場合には、この「Aエリア」を示すと考えていただければと思います。

基本的には「Aエリア」での地震前兆は「体感感知」することが可能です。

しかし、他の「B〜Eエリア」での地震前兆は間に障害線が存在するがために、感知することが難しいエリアとなっています。

 

 
0.はじめに(トップページ)
1.地震情報〜「体感前兆」の種類
2.地震情報〜体感感知範囲
3.「自然路」という考え方
4.地震発生までの期間(予測)
5.その他基本原則
6.体感地震予測情報

 

 

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