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エノモト藻(榎本藻)

藻類 株式会社IHIを中心とした企業体グループがひそかに研究・開発を進めていたのが 、こちらの”エノモト藻”と呼んでいる藻類を利用したバイオオイル開発です。 2011年になって、その存在及び開発計画が公表されたばかりではありますが、どうやら 実用化へ向けての研究段階をクリアーしたもようで、今後は実用化に関する具体的な 研究開発を進めていくこととなりそうです。

そのために、株式会社IHIと有限会社ジーン・アンド・ジーンテクノロジー および株式会社ネオ・モルガン研究所が、IHI NeoG Algae (アイエイチアイ ネオジー アルジ)合同会社を設立し、藻類バイオ燃料事業 に関する技術開発を共同で実施することを発表しています。

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エノモト藻の特徴

■ボツリオコッカスの一種

現時点で明らかとなっているのが”エノモト藻”はボツリオコッカスの一種 という ことです。ボツリオコッカスを品種改良したものとのこと。ボツリオコッカスと同様に”光合成”によって、炭化水素(油)を生産 する仕組みを有しているようです。

■油生産能力と堅牢性の高さ。

一般的なボツリオコッカスに比較して一ヶ月間で約1000倍の量に増殖する能力を有している ことから、油生産能力が現存する藻類の中で最も高いものとして発表されています。 (ということは、発表時期から考えて”オーランチオキトリウム”よりも生産能力が高いものと して公表されたと考えられそうです。)
すでに実用化へ向けての研究が進んでいることもあり、”育成”段階で大きな課題と 考えられている、「他の雑菌・藻類などからの影響」に関しても、雑菌等の他の生物が混在する 環境でも培養が可能となる堅牢性を有しているものとなっているようです。 また、性能を最大限に発揮できる培養法の開発にも成功(榎本培地)しているとのこと。 このことは 実用化へ向けて大きな推進力(特徴)となりそうです。

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